声の届く場所。
中に入ると、ちょっと私は苦手な


高い声の人の歌が大音量で流れてる。



「はい」



急に、羽衣ちゃんが山田君に向かって


掌を出した。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だ?」


「え、四百円」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・は?」


「だから、よ ん ひゃ く え ん!」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺に払えと?」


「せいかーい」
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