声の届く場所。
・・・あ。 こくんっ、て


頷いてくれた。


「わー有難う。 宜しくね。」


「・・・・・・・・・・・・・。」


分かった、って目で言ってくれた気が

する、かも。


って、目で会話できる様になっちゃった、


かな?  そんな事を考えていると、


ぽんっと肩を叩かれた。  振り向くと、


山田君がこっちを見ながら、掌を


見せてきた。


「ん? 何々?」


手に書かれている文字を読むと。
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