悪魔なキミと愛契約
ルカは壁に両手をつき、私の行き場を奪った。
長身のルカは、私の顔を覗き込むように腰を折った。
ギロリと、睨みつける。
「なんだ? その目は」
ルカは、冷たい笑みを浮かべた。
それでも、私は睨み続ける。
すると、ルカは私の顎を掴んで、クイッと横に向けた。
ピンと張る首筋。
「貴様、俺に血を吸われとけ」
「――はっ?」
コイツ、なに言ってんの?
「早く人間界へ帰りたいのだろう?」
「………」
「ならば、すぐに帰してやる」
そう言って、ルカはゆっくりと私の首筋に口を近づけてきた。
また、ルカの息が首筋にかかる。
それだけで、寒気がした。
「ふざけるなっ!!!!」