悪魔なキミと愛契約


ルカのみぞおち目掛け、一発お見舞い。


すると、ルカは『うっ…』と小さく唸ってその場に蹲った。


「フンっ!!
気を抜いてんのはどっちだよっ。
なに?『俺に血を吸われとけ』?
何ふざけたことぬかしてんの?性悪なあんたに血を吸われてたまるかっての!!!!」


お腹の底から叫んだ。

ほんっと、こんなにムカついたのは久しぶりだ。


「か弱い人間のくせに、威勢だけはいいんだな」


スッと立ち上がったルカは、背中に異様な空気を漂わせ私を睨みつけてきた。


フンっ

そんなに凄まれても別に何とも思わないんですけど。



「今俺に血を吸われなかったこと、後悔することになるぞ」


「なに?
他の女と違うからって、もしかしてイライラしてんの?」


「なんだと?」


「他の女は、今みたいにあんたが近付いただけでおちたんでしょ?
だから、悔しいんだ。色仕掛が通用しなくて」


私が言うと、ルカはうすら笑いを浮かべた。


「貴様、上等だ。
ここでたっぷりといたぶってやる」


おまえこそ、上等だ。


「こっちもたっぷりとおまえの心、叩き直してやる」





< 28 / 317 >

この作品をシェア

pagetop