あたしが好きになったのは不良軍団!?

お試し期間一日目

あたしが学校に行こうとしたら家の目の前に見覚えのある・・・
「トウガさん!?」
バイクに跨ったトウガさんが居た。
あたしは近寄った。
「トウガでいいし」
「あ、うん」
そしたら「乗れ」って言われたからあたしは乗った。
バイクに乗るなんて生まれて初めてだ。
ちょっと怖い。
けっこうなスピードだから怖くて目を閉じた。
そしたら「ついたぞ」って言われて目を開けたらもう学校で、「ありがとう」って言って降りてから教室に向かった。
そしたらなんと・・・もうみんな友達ができてる。
昨日は教室に入らなかったからな・・・。
あたしはのそのそと自分の席に座った。
そしたら・・・・
「ユリーーーーーー!」
すごい大きい声がした。
ユリ?
え?あたし?
いや、ほかにいるか。
あたしはまったく気にしないで雑誌を開いた。
でも・・・・
「ユリーーーーーー!」
また大声で叫んでる。
てか静かにしようよ・・。
あたしはペラペラめくっていろいろ見てた。
そしたら勢いよくドアが開いてあたしに男が近寄ってくるのがわかる。
だってガツガツ音がするもん。
女の子だったらそんなガツガツは行かないな。
そして近寄ってきたと思ったらあたしの机の目の前で止まって・・・
「ユーリー」
名前を呼ばれた。
あたしはそっと上を見たら・・・
「無視すんなよー」
男が話してきた。
「あの・・・誰ですか?」
すごい失礼なことだけど見覚えがない。
「あー俺ユウヤ!」
ユウヤ・・・?
ユウヤ・・・・・。
「もしかして!」
「わかった!?話しは聞いてるからさ行こうぜ」
そう言ってユウヤはあたしの腕を掴んで歩き出した。
「ちょ、どこ行くの?」
「学習室」
ユウヤはすごい人ごみの中、まるで誰もいませんって感じで歩いてる。
それはチームのせいかな?
みんなユウヤを見て避けてる気がする。
やっぱ怖いんだろうな。
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