なんで伝わらないかな…
そんなことを考えていたときだった。


キキィィ!バタン…

…?
車の止まる音?
何だろ…すごく急いでるのかな。

絶対ブレーキの後のこるよ…


そんな呑気なことを考えていると…





『結子ちゃん』
後ろからギュッと抱きしめられた。


一瞬…
夢かと思った。



そして自分の勘違いだともおもった…

でも…

私の腕にかかる髪が
後ろから漂ってくる香りが…

「奏斗…先輩…?」

奏斗先輩だといっていた。


『結子ちゃん…




…ーやっと見つけた。』
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