キミだけをずっと
学校に着き、クラスに入ると
早めに登校していたクラスメイトは、デジカメで写真を撮ったり、しゃべったりと
何気に盛り上がっていた
「愛美遅いよ〜、早く早く!」
璃沙が手を振って私を呼んでいた
「ごめーん!」
大樹と教室に入ると、私は璃沙達のグループに入っていった
「写真撮ろうよ!」
「愛美の隣は、緊張する…」
「何で?」
「可愛いから、うちが顔でかいのが目立つやん?」
「いや杏里、全然大丈夫だから…」
杏里の言葉に紗良はいつもの様につっこむ
「はい、チーズ♪」
フラッシュと共にカメラのレンズに写る私
みんなとこうして会えるのも
今日で最後なんだよね。