キミだけをずっと
(( 危険な誘惑 ))
ピンポーン♪
チャイムを鳴らすと‘はーい!'と女の人の声が聞こえた。
玄関が開くと、大樹の母さんが出てきた。
「こんにちは!あの、母からおすそ分けです」
「愛美ちゃん、お久しぶりねぇ〜。あっそうそう、家上がって行って!」
「いや、それは…」
「いいから、上がって!」
体をぐいっと入れられて、家の中に入った。
「懐かしい〜」
そう言って2階へ上がると、‘大樹の部屋'を見つけた。
ノックを二回して
「大樹、入るよ!」
襖を開けると、上半身裸で七分袖のシャツを着ようとした大樹が立っていた。
「いきなり入ってくんなよ!」
「いや、ちゃんとノックしたって。」
少し慌てた表情をしていた大樹を見て、笑いながら
「何焦ってんの?」
「いや、別に。ビックリしただけ…」
「ビックリすることないでしょ!昔はよく遊びに来てたし」
そう、大樹の部屋にはゲームとか本とか沢山あったからよく遊んでたっけ。