男子校にお嬢様!?

「ぢゃ。俺、教室行くから」


「ちょっ・・。待ってよ!!」

ぁ?

「は?なんで俺がおまえを待たなきゃなんねーの?」


「あたし、今日初めてこの学校来たんだけど・・・。なんとなく、ここまであんたについてきただけで、教室とかわかんないんだからね。」

なんだ、こいつ。

お嬢様ってもっと、おしとやかなんじゃねぇの?

ぁー。分かった。こいつ我が儘お嬢様だ。


「お~っす朔耶!」

ぁ。泰雅。


「はよ」


「あっ!誰?朔耶、俺こいつ知らないよ?イケメンぢゃん?」

ハッ。イケメンだってよ。

どう見たって女顔じゃねーか。

「えっ!?あー!全然気づかなかった!雪姫!俺、齊崎 泰雅[サイザキ タイガ]」



でも・・泰雅も気の毒だな・・・。

あの人が病気になった途端に引き離そうとされて、死んだら、今度は婚約者。

だから、雪姫の事はよく思ってないだろうな。

けど、俺等は仕方ないのかもな・・・。

特に・・・泰雅の場合は。

あの人が病気になる前は、無理して明るくするような奴じゃなかった。



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