春夏秋冬


渡り廊下を琉華がぶつぶつ言って歩いてる時。

見たんだ君のこと。

サッカーしてる君が好きだから。

どんなにコートから遠い席でも君のことはすぐ見付けられる。

間違ったことはない。


だけ今日はちがった見付けられなかった。

だってコートにいなかったんだ。

君はベンチに座ってるコーチと話をしてた。

そんなに遠くなかったから表情がわかった。

いつもへらへらしてる君が真剣な顔してコーチになにかはなしていた。
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