想い出の宝箱





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From 翔太

To 彩
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無題
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今あの公園にいる

彩に話があるから来て


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メールを見た瞬間
告白の返事だということが

容易に分かった




なんだか、
今更怖くなって
ケータイを見たまま

固まっている自分がいた



「早く行かなきゃ・・・」


そう思っていても
動けなかった


すると、またケータイが光った


でも、
それは美咲からの電話だった



「もしもし・・」


『彩?
今何してんのー?』


「美咲・・どうしよう」

『どうしたの!?』


美咲の声を聴くと
安心した




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