想い出の宝箱
「翔太ー今日は寒いけどいい天気だよ」
「あ、そろそろクリスマスだね!!
どこ行こうか?私、イルミネーション見たいな」
「クリスマス、ホワイトクリスマスになるといいなぁ
一緒に写真とろうね」
寝ている翔太に1人で話しかける私は
傍から見たら変人なのだろうか
だけど、翔太はきっと聞いててくれてるはずだから
私は恥ずかしくなんかなくなった
「翔太じゃあ看護婦さん戻ってくるころだから
部屋戻るね」
しゃべりかけても一切返事がない翔太に
別れを告げて部屋に帰ろうとしたときだった