想い出の宝箱
一気に私のテンションも上がった
こんなに息を切らせて
走ってくるくらいだから
きっと重要なことを思い出したに違いない!
私の頭の中では
「私たちは付き合ってた」
その事実が浮かんでいた
「な、何を思い出したの!?」
興奮を抑えながら聞くと
「俺、一番メロンパンが好きだったよな!!??」
「は・・・?」
「だから、メロンパン!!」
「あぁ、メロンパン・・・」
私の予想とは大きく外れ
さっき選んだメロンパンを無意識に
潰していた
「だよな?今友達と
メロンパンの話になって
思い出したんだよ!!」
「そうだよ、翔太はメロンパンが
一番パンの中で好きで・・・」
「やっぱ!?よかったー
ありがとな、じゃ」
また翔太は走って行ってしまった
「ドンマイ」
美咲が私の肩をたたき励ました
「メロンパンに負けた・・・」
その日の夜は
私が逆にメロンパンにつぶされた
夢を見た