バイバイ、大好きだったよ。
私はそれっきり、家から出なくなった。龍のお葬式は身内だけで行われたらしい。カナタや陸くんさえ龍に別れを告げることは出来なった。
「りな・・・そろそろ学校に行きなさい。」
ドア越しにお母さんが話しかけてきた。
気付けばもう高校2年は終わっていた。今さら学校いってもどうせ留年だ。だったら辞めた方がマシだ。
私は部屋から出ると、お母さんに「話しがある」とだけ告げリビングにむかった。