バイバイ、大好きだったよ。









私はまた涙を流していた。今日泣くのはコレで2回目だ。








「・・・・・いってあげてね。龍もきっと喜ぶわ。」






龍のお母さんは涙をぬぐいながら、微笑みかけてくれた。その笑顔が龍にそっくで、私の目からはまた涙があふれた。








「・・・・龍っ。」








私たち二人は声を殺して泣いた。











< 145 / 154 >

この作品をシェア

pagetop