*秘密の恋*

「ひ、ひ日向?」

日向の方が背が高いためどうしても見上げる形で呼ぶと日向わ顔を赤くしていた。

「菜々、反則だから」

私わ訳が分からず首をかしげていると前を歩いていたはずの2人がいつの間にか私たちの前からいなくなっていた。

「日向…綾乃と涼がいないよ?」

「は?やられた…」

「どーゆーこと?」

「いや、なんでもない。こっちの話し。」

すると私のケータイが鳴り綾乃からの着信を知らせていた。

「もしもし、綾乃今どこにいるの?」

「今からあたしデートだからさ菜々も日向とデートして帰りなよ。せっかく2人きりにしてあげたんだから。じゃあまたね。」

「もっもしもし綾乃?」

どうやら日向にも涼から電話がかかってきていたようで…

「あいつらデートだって。菜々も俺とデートする?」

ふぇ?い、今なんて?

「今なんて言った?」

「菜々も俺とデートする?って聞いたの。」



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