INCOMPLETE A PICTURE BOOK



友達が休み時間に話をしにやってくる。



「ねぇ、ここの保健の先生、すっごいかっこいいんだよ!」




こりゃびっくり。



「もしかして緒方って先生?」


「潤ちゃん知ってんの?」



友達の目が怪しいと言っている。


知っているのはまずいのか?



「う、うん。知らない先輩が話してるの聞いた」


とっさに嘘を吐いた。



笑顔になる友達。




やっかいなのと友達になってしまった。



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