INCOMPLETE A PICTURE BOOK

するとそのエレベーターらしきものはいきなり下降を始めた。


ボタンを押したわけでもないし、潤と、緒方の体重がめちゃくちゃ重たいわけではない。



「っうわぁ！何？」



いきなりすぎて、びっくりしてみれば飛んできたのは


「うるさい。集中」



巨大教師、緒方の冷めた声だった。