INCOMPLETE A PICTURE BOOK




結局、あの日々は夢だったんじゃないかと思うときがいまでもある。




でもそれはあまりに鮮明で、色鮮やかで、潤と緒方に色々なものを残した。



それが夢ではなく、現実であったことを教えてくれる。



あの日々は今でもあたしの中では特別だ。




“特別”を体験したからこそ、


今、


あたしは何気ない


“普通”


がとても愛おしい。







END



< 242 / 269 >

この作品をシェア

pagetop