恋愛詩人
――気が変わった。

彼女を殺して、彼女を永遠に僕のモノにしようと思っていた。

それが殺し屋である、僕の愛し方だから。

そして今なお、その思いも、その考えも決して変わらない。

ただ、もっと戯れて見たくなっただけ。

…だから今宵はこれで帰ろう。

もっともっと、君を不幸におとしめて、僕しか見ないようにしてみせよう。

そして狂った君を――――

最後はこの手で殺して、永久に僕のモノにしてみせよう。

だからそれまで、君は死なないで。

僕も絶対に死なないから。

そして時が来たら、君を迎えに行くよ。


《死》と言う名の場所まで、君を連れて行こう――――。

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