Ti Amo
「りょーたぁ〜♪買ってきたよぉ〜」
コンビニ袋片手にやっとやってきた女に一言呟いた。
「遅い、昼飯買うのに10分も掛けんなよ」
「ひどいー!急いできたんだよぉ?あっ、そうだ♪ねっ、亮太!屋上で食べよ?」
女は俺の腕に胸を押し付けながら絡み付くと、電話の時のような甘ったるい声で俺にそう言った。
「あ?めんどくせぇよ。俺は昼飯買ってこいって頼んだだけだ」
「んもお!亮太のご飯買いに行ってたから、あたしまだお昼食べてないもんっ」