魔女な彼女の恋語
「…うぅ…っ!…っ!…だ…って…私…は…っ」
誰よりも長く生きる。
生き続けてしまう。
私が望んでいなくとも。
私の力がそうさせる。
「…確かにな。俺はお前と一緒の時間は生きられない。必ずお前よりも先に死んじまう。けど、約束すっから。俺がいなくなった後もお前を独りには絶対させない。その為にも…必ずこの街を作り替えてやっから。お前とお前の仲間がみんな笑って暮らせる街に」
私に…友達なんていないけれど。
松希のその言葉は私の心に響いて…。
嬉しかった。
嬉しすぎた。
松希の腕の中はとても暖かくて…。
その中でようやく気づいた自分の気持ち。