紅屑の記憶

バリンッ!!!!


氷が完全に砕け散り
鎖から解き放たれた瞬間


無数の光が少女から
弾け飛ぶ


そして少女は
そのままリシナの真上
に堕ちてきた


「………………ぁ…」


リシナはその少女を
受け止め抱きしめた


リシナは少女の頬を
軽く叩く


「…目を覚まして下さい!
冷たい…息さえもしてない」



リシナは上着で
少女を包み人工呼吸をした




< 11 / 347 >

この作品をシェア

pagetop