紅屑の記憶

はっとして
イヴは辺りを見渡す


「………リ…シナ…?」


リシナの声が聞こえた
のにリシナの姿も、
カイの姿も見当たら無い


「…どうして私…
こんな所に……?」


そこは森の中で
人はもちろん動物
一匹さえいない


「………リシナ……」


イヴは不安げに呟き
夜空を見上げる


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