悪魔なあいつ
隆はあたしに押されて、床に尻餅をついていた




「…しゅ…洙梨?」




「…!? ご…ごめん。この部屋じゃなくて、お父さんの部屋があるからそっちにして」



あたしは顔を俯かせながらそう言った




「…」




隆は無言で立ち上がってあたしに近づいてきた





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