学校の王子様!!②
「あ、武田先生ー!」
「ん?中野じゃないか、丁度今捜していたんだ」
「篠田君に聞いて来ました」
「おお!流石篠田!」
「どうでもいいんで、用件をどうぞ」
「ああ、すまん。ちょっとな」
「……?」
「コレ、お前が探してたやつだろ?」
「あ、本当だ」
俺が探していたのは小説
といってもよくある携帯小説とか推理小説ではなく
専門書みたいな感じの内容だ
「なんか俺の知り合いが持ってたんだよ、いるか?」
「くれるなら貰う」
「じゃあやる」
って事で無料で小説ゲット
「あ、ついでにコレ教室に持ってって」
「マジ……」
プリントの山、山、山
これは重いだろう……
まぁ持てなくはないが
「んじゃ、頼むわ」
「うぃー」
仕方がないので持っていく