みずたま
「ごはんだよ。食べなさい。」

ごはんが出来るまで必死に練習していた。

だって来週にはみんなの前で演奏することになってるもん。


「おねえ。ご飯だってよ。聞いてんの?」


うるさい妹。


「はい。聞こえてますよ。でも・・・だれかがうちにピアノ貸さないから時間ロスなんだよね。あんたとは違ってこっちは時間がないの。出来る時間全部をピアノに費やしたいくらいなんだから。も~だまって!!」


妹に怒鳴った!

簡単に言うと・・・八つ当たりってやつ。


「おねえ。最低。嫌い。」

妹はご飯を食べ始めた。


私も自分の席に座って食べ始めた。


< 29 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop