君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
と、決意はしたものの、俺達に何か進展が望める関係があるかと言えば、全くないと言っていい。
だからと言って、今から会おうなんて簡単に言えるほど、自己中でも非常識でもない、と自覚している。
…さて、どうするか。
ま、いいか。
俺は、大学の講義をぼんやりと聞きながら、頭の中はまた、バンドのことに絞られた。
年越しライブでの演奏は、前回のライブハウスを貸し切りで行う。
俺達の人気を認めたオーナーが、キダさんとコバさんに、この話を持ちかけたらしい。
…正樹に頼んで、明ちゃんを呼んでもらおうかな、、、
そう、ただぼんやりと。