いつも傍には君が…。
双子
それから私たちは、
他愛もない話をして、
アザセルはまた
人を探しに行くと言うので、
ここで別れた。
私も手伝う、と言ったのだが
暫らくは安静にしておけ、と
キッパリと断られてしまったので
大人しく寝ている事にした。
保健室から出ていく時、
アザゼルが初めて笑ったのが、
とても驚いたけど、
やっぱり綺麗だと感じた。
そんな事を布団に
潜り込みながら思い出す。
静かな空間が
心地よかったのか、
私はゆっくりと眠りに就いた。