幼なじみの甘い××。Good night baby★
「気分変えておせんべいとかにしてみる?」
「……だから、何でもいいってば!」
はっとして口をつぐんだ。
――ダメだ。
これじゃまた、昨日と同じことを繰り返しちゃう。
「……ごちそうさま」
「もう、いいの? いっぱいあるんだよ?」
「おなかいっぱいだから」
「そう……」
「……行ってきます」
口を開いたら、また黒いものが出てきてしまいそうで。
あたしは、身支度もそこそこに、逃げるようにして家を出た。