魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~






黒い、布で体を覆い隠し





するりと家から抜け出す。





「眩し・・・」





いつも、出かける日は曇りだったから。




本当に久しぶりの朝日を直接浴び、



瞼を思わず閉じてしまう。





風は心地好い。





「・・・・・・・よし」




深呼吸。



嫌だけど、市場へ行こう。




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