S・S・S



「ずびばしぇんっ!、、ああああののあのっ!!」

『・・・アホかお前は』


ってトウマっ!!
オンエアに乗ってますよその罵倒!!
ちょっとぉ!!!



「ゲホッ!と、といかくっ(とにかく)んめぇでたく(めでたく)、、、かかカップーせせっつで(カップル成立で)おんっぼに(ホンットに)、良かったでずっ!うぅぅ、い、いじょ…」

ブツッ、と何かが切れたような音がして、直後あたしのマイクは音を発しなくなった。



・・・あ? え?
ちょっと、もしもし?

頭上のスピーカーはあたしが喋っても、うんともすんとも言わない。

・・・もしかしてマイクを切られた?
(というより、マイクのコードごと引き抜かれた?)



『…何言ってるか全然わかんねぇから切ったぞ。』

それがスピーカーから流れた瞬間、ドッとフロアが沸いた。
呆然とするあたしを指して、みんな大爆笑してる。


『ほんと、しょうもないレポーターで申し訳ない。さて、とにかく良かった。いまお届けした曲は彼のやっているバンドtrapの新曲ってことだから、リリースが楽しみだね。みんなもぜひ、チェックしてみて。・・・以上、アナタのハートをデリバリーのコーナーでした!』


あたしの代わりに、トウマがコーナーを締めてる。
あああああ!
あたしの役目だったのにーー!!

『新人のDJサラはあとで説教部屋行き決定だ。』

ヒィィイィィ!!
怒ってる!絶対怒ってる!!
あのウソくさい爽やかな声がかえって怖さを倍増させてるーー!!



や、、、

やって、し、まった・・・・・




その日。

夕方の反省会で
久々に暗黒大魔人が光臨して
あたしがこってり叱られたのは、言うまでもない。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



(※)CМでーす。

告白シーンの詳細は、コラボレーション中の

孫 灯歌様著
『君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて』

で、ぜひお楽しみください。
江口さんの告白にキュン死に必至ですー!


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