S・S・S
「――… って、たかがラジオDJじゃないですか…」
「彼は別格よ。…サラちゃん。たかが、なんてトウマくんに言っちゃダメよ。狭い世界だけど、いま“DJ”って肩書きで名前が全国区なのはトウマくんくらいのもんよ。それだけ、トウマくん頑張ってんのよ。スポンサーも付いてるし、アーティストとコラボして楽曲も出してるし。お色気系のタレントとの熱愛なんつったら、まぁ、スポーツ紙には載るわね。面白おかしく。そーゆー世界なのよ。」
「 そんな……」
知らなかった。
トウマって――…あたしが思ってる以上に、有名人なの?
っていうか、モモ…
もし本当にそんな理由でトウマを狙ってんなら…許さない。
「ま、あたしはサラちゃんの味方だから。がんばって。」
「サエさん……」
けど―――… どうやってがんばったらいいの?
『俺は好きじゃない』って、もう言われちゃったの。
これ以上、進まないじゃない?