ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜

お泊まりデート? ☆美咲side★




高校を卒業して…
もう3週間が経った。



向こうの家も決まりつつあって、今は引っ越しの準備の最中。



だから私の部屋は…
ダンボールだらけ。



「…どうしよう。」



ところで、今日はお父さんが仕事で県外に出張だから、明日まで家に帰って来ない。



こうやって私1人になることはよくあるんだけど、今日はなんだか…寂しい。



いつもはそんなことないのに─



お父さんは『友達の家でも行けば?』と、簡単に言ってたけど……



そんな急に『泊めて』なんて言えないよ──



「……あ。」



いた。
1人…承諾してくれそうな人。



頭に浮かんだのは…
今は一応、私の彼氏である村沢の顔だった。



友達じゃないけど…
電話、してみようかな?



でも…危険かな?



彼氏の家に泊まるって…
そう、いう…こと、だ、よ、ね……?



村沢だったら…
や、やっちゃいそう─






♪♪♪♪〜…












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