ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜
あいつ…
明らかにやる気ないし。
でも、半ば無理矢理に委員に決められたこともあるし、私は何も言わずに黙認していた。
同情…みたいな感じ。
「はぁ…本当最悪。あいつのせいで、班別行動の施設見学の資料が全然出来ないじゃん…」
私のそんな気持ちも露知らず、そう言った旅行委員のリーダー格の女子、高見 結【タカミ ユウ】が、大げさにため息をついて私を見る。
ヤバイ…
私、やらされそうだな…
「あ、それなら俺やるよ。ついでに今の大輝の仕事、全部俺に回してくれていいから。」
危機感を感じていたその時、誰かが高見さんと私の間に入り、そう言った。
「ほ、細川くん……」