ホントのキモチ 〜あなたに伝えたいこと〜

それからﾊﾞｽに乗った私たちは、これから4日間お世話になるﾎﾃﾙに向かって出発。



ﾊﾞｽの中ではみんな楽しそうにﾜｲﾜｲと騒いでいる。



｢そうだ！秋山ちゃん、ずっと聞こうと思ってたんだけど……｣



他の友達とﾄﾗﾝﾌﾟをしていた智子が、突然私に声をかけてきた。



少し酔い気味の私は、ﾄﾗﾝﾌﾟに参加せずに窓の外を見ていたけど、その声を聞いて智子の方を向く。



｢なに…？｣



｢秋山ちゃんってさ、最近圭悟先生と仲良いの？｣



は……？
意味わかんない─



｢ちょっ…智子、なんで？｣



何を言うのかと思ったら、なんで村沢の話…？



｢だって……秋山ちゃん、旅行委員になってから圭悟先生に文句言わなくなったし、この前も…2人でいたじゃん？｣



そ、それは……