意地悪な君の彼女は大変
「本気です……か?」
琥蘭くんに連れて行かれた結果、
着いた場所は、いかにも高級!というオーラが駄々漏れのジュエリーショップ。
琥蘭くんは躊躇いなく入って行くけど……
あたしはガラス張りの、これまた高級!というドアの前で怖気ついてしまう。
そんな、あたしを見た琥蘭くんは、
「葉月さん、大丈夫ですから」
にっこり、天使の微笑み。
その笑顔に少し、ときめいてしまったのは瑚珀には絶対ひみつ。
バレたとき、なにされるか予想もしたくないからね。