意地悪な君の彼女は大変



――翌日――


あたしは閏に呼ばれ、また喫茶店に足を運んだ。


涼しくて良い……良いんだけど…!


あたし…いや、店にいる全員の人が目を向けるだろう。


親友らしき人は椅子に座ってて…


うん、ここまでは良い。




そう、問題は次。


テーブルいっぱいの食べ物にがっついている姿があった。


明らかに食べきれない量を彼女は食べてる。


その親友らしき人はこちらを向くと、満面の笑みであたしに手招きをした。


痛すぎるくらいの視線を浴びながら彼女がいるところまで行く。


そして昨日あったことをに愚痴りだした。


―――――――
――――――――


「ふぅ…すっきりした!!」


彼女は良いだろうがあたしは良くない。


きっちり3時間の愚痴りマシーンだと思う。


ていうか、幼馴染なだけあって似てるところ似てる。


そう、思ったことは内緒。


そんなことを言ったら彼氏様+親友様にどんなことをされるか…


想像しただけゾッとする。


でも、やっぱり閏と瑚珀は似たもの同士だ、と再び思った。


~後日談~ END




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