~新撰組~『時を超えた少女の恋』
「園田が消えた。」




「そんなこと解ってます!!」




土方の言葉に沖田は少し興奮気味に言った。




たぶん今一番辛いのは沖田だろう。




昨日まで美夜は自分の隣で笑っていたのに。




今日の朝には消えてしまった。




沖田は今すぐにでも美夜を探しに行きたかった。




でも、それはできない。




沖田は美夜の恋人でもあるが、壬生浪士組の1番隊隊長でもある。




そのため自分の感情だけで行動するのはできない。







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