あたしの執事

恋の行方

「大輔は…ココロの事をどう思ってる?」


「え…?」


いつも以上真剣な顔つきで私に話しかける大毅さん。
返す言葉など想定見つからない。


沈黙が続く…。


「俺は本気でハルカを愛した…あいつが俺のお嬢様になったその時から…ずっとあいつしか見れなかった…」


大毅さんも…ずっとハルカ様を…。



「もし、ココロの事を少しでも思ってるなら…あいつの事を考えて欲しい…ハルカは、お見合いさせるような事言ってるけど…俺はお前しかいないと思ってる」



真剣な目付きで私を見る。




「実は…」



私は全てを話しきった。
ココロ様を好きな事も含め、全部…。



「そうか…じゃあこれからもココロをよろしくなっ!」


そう言って大毅さんは、私の背中を強く叩いた。



大毅さんの熱い心が伝わってきた。
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