あたしの執事
「あ――!!!!」


私はすぐに大輔さんがいる場所へ走った…。


ごめん大輔さん…。


まだいるかな…?


ドキドキしながら、その場所に向かう。お願い…まだいて…。



「ココロ様…まだかな…」



大輔さん!!!
良かったあ…。


私が近寄ろうとした瞬間…。



「ココロ様って…いい方だろ?」
そう言って子犬とじゃれあう大輔さん。



「大輔さん!!!」
「ココロ様っ!!どうなさったんですか!?こんなに遅くなって…」
「ちょっと…昔の友達に…会っちゃって…」



大輔さんは自分も寒いのに、コートを私にかけてくれた。



優しく微笑む大輔さん…。


やっぱり…この笑顔が一番好き…。
凌ちゃんじゃなくて…大輔さんの笑顔…。


私は今…大輔さんが好きなんだもん…。
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