どーるぷりんせす


────────‥


「できたっ!」


次の日早速祐くんのためにお弁当を作った。


「あれ、結衣早いわね」


お弁当を鞄にしまっていると、お母さんが起きてきた。


あたしが今日お弁当を作るためにセットした目覚ましの時間は4時30分。


早起きしすぎて、学校に行く準備が終わった時にはまだ6時だった。


「結衣、お仕事はどのくらい休むの?」


「とりあえず1週間だけ。」

昨日のことであたしの顔は少し傷がついてしまった。


ファンデで隠せばなんとかなるくらいの傷だけど、鈴木さんが大事をとってお休みにしてくれた。


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