あたしの前だけ俺様王子☆
第3章

ずるい不意打ち











じめじめした雨が降り続く。
少しずつ夏に近づいてきた梅雨時期。


あたしたちのクラスでは、今更ながら委員会決めが行われていた。

今までは委員会なんてなかったから、先生もみんなも完全に忘れてたみたい。



「…えーっと、まぁざっとこんなもんだな。
おまえら、好きに決めとけー」

それだけ言って、教室を出て行った先生。
先生によって黒板に書かれた委員会名。
あたしはそれを見つめてボーっとしていた。


委員会か…
めんどくさいし、いいや。
きっと立候補しない限り、選ばれることはないはずだし。

あたしはいつものようにうつ伏せになって、目をつむりかけていた。










< 58 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop