『突然のラブストーリーの結末』(突然ラブ)
学生マンションの日中は、独特の静けさが取り囲む。



この空気。



好きか嫌いかと言われれば。



よく分からない。



けど、苦手であることに間違いない。



自分が本当にヒ・ト・リなんだなぁって実感する。







それに、平日の昼間にマンションの部屋でごろごろしていて思うのは。



大学生って。



めっちゃくちゃ『自由』だなぁということ。





そもそも、こんな『自由』な生活なんて。




大学に入るまでは考えられないことだったのに。




昔の私は、意外にも『走る』ことが好きなスポーツ少女。




中学と高校時代は、陸上競技部の短距離種目に所属。




あの頃が一番よかったと今になって、思ったり。



だって、平日の授業が始まるまでは朝練。




休日も朝からずっと、ずっと練習だった……。






ただ……私の場合。





競技者として部活に参加していたのは中学まで。



高校時代はマネージャー部員。



なので、中高6年間の半分しか汗を流していない。



本当は走りたかった。



他のマネージャーをやっていた子たちは、自分が走りたいわけじゃなく。



マネージャーそのものに憧れたり。



男の子と話したかったりといった理由でなっていた。



けど、私は、できることなら、走りたかった。



いつまでも走っていたかった。








あの頃は、『走る』ことが何よりも好きだった――。
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