俺とお前。
「孝太!おはっ!」
俺の仲の良い友達の健。
中学生の時から一緒だ。
「おは~‥お前朝から元気すぎ」
「何言ってんだよ!
今日から高校生だぜ?
絶対に喧嘩で勝つのが目標!」
健は中学生の時点で
見た目はヤンキーだった。
先輩と喧嘩したり
警察に世話になったり
どうしようもなく自由人。
でも筋の通ってる良い奴だ。
「アホじゃね?(笑)」
今日から高校生になった。
頭が良い高校ではないが
真面目もいれば
不良もいる普通の高校だ。
「ねぇ!あれが孝太君?」
「そうよ!噂通りカッコイイ!」
つまらない入学式を終えて
やっと教室に入る事が出来た。
「お!孝太に健!」
声をかけてきたのは
地元が一緒の仁だった。
「お前も一緒なの?
やっぱ離れられない仲?(笑)」
俺等が笑って話していると
「あ、あの!孝太君!」
いきなり名前を呼ばれて
振り向くと1人の女がいた。
「ちょっと話があります」
女に付いていき
廊下で女が振り向いた。
「孝太君!好きです!」
‥‥‥は?!
これは告白なのか?
「返事は‥」
「あぁ‥ごめ
「違う!返事は待ってます!」
そう言うと走って
どこかへ行ってしまった。