僕らの赤い糸は最初から
絵里side
遥の様子がおかしい。
おかしい、と思う。
避けられてる気がするんだ。
あたし、なんかしたかな…?
頭の中がグルグルする。
…なんで??
気のせい??
いや、そんなわけない。
恭ちゃんとあたしが話してるのとこを見ると
遥はいつも同じ顔をする。
憧れと、少しの妬みをもったような眼。
苦しい。
「…遥??」
あたしは思い切って遥に話しかけた。
「あ、あのね、恭ちゃん忙しくて
あたしの練習見れないんだって-。
だから、暇な時に手伝ってくれない??w」
明るい声…、出せてる??
震えてない?
…大丈夫。
感情なんて簡単に隠せるから。
「あ、あぁ。
いいぞ、放課後でいいか??」
「うん、よろしく-♪」
なんか普通だった。
気のせい…、だったか。
気のせいであってほしい。
嫌われたなら、
あたしは遥から離れなきゃならない。
迷惑かけるのヤダだから。