オフィスの甘い罠
     ☆☆☆☆☆



「大山様ご来店〜っ!

愛里さんルナさん、
お願いしまーす!」



ボーイに名前を呼ばれて、
近くのソファに座ってた
コが二人、席を立って出ていく。



二人共セクシーなラインの
ドレスに身を包み、髪を
ゴージャスに盛り、
バッチリメイクをして。



あたしに負けず劣らずの
艶やかさを誇る、わりと
人気のあるコ達だ。



「大山様?

って○×大学の教授のだっけ?」



ボーイに確認したら、彼は
『ええ、そうですよ』って
言いながら去って行った。



ふーん、あの脂ぎった
オッサンか。


別にそれほど羽振りは
よくない人だったよな。



「ククッ、小さいな〜。

あの程度のオッサンの
指名で満足してるよう
じゃ、まだまだ……」
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