〔野いちごGP参加〕見えなくなる一瞬
出会い
「んっ.........」

らしくもなく
目に涙がたまっていた

「ははっ。ガキかよ?」
ぼそっと呟く


教室-━


ねてたみたい
ホームルームの途中だった


「今日から担任に━。━━」


グダグだと喋る
前にたっているじじいわ
多分担任か?


「どこ中?」

「北中の狭山の彼女の━。━━」


「━━━。の先輩がぁあ」


どこにでもある
乾いた青春ドラマ
みたいなセリフ


寝てる間にもう周りわ
固まり始めてた




「ねぇ.あんたさっきの.......。」

「ん.あぁ」

「さっきわまぢびびったよ.
別に喧嘩しよってんぢゃねえ
んだからよ.仲良くしてよ」



不自然にはにかんで
みせたコイツが

これから一緒に
ばかやることになる


-━鈴木沙良━-



━ねえ。 沙良?
もし戻れるなら
もっと早くあんたに
あいたかったな。

ちょっと
贅沢すぎんかなあ?━
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