コスモス
僕はゆっくりと、口を開く。
「…いいの?」
暗闇の中で、微かに明日可が頷くのが見えた。
「…あたしは…シュウのものになりたい」
…手を離し、僕は明日可を抱きしめた。
…月明かりだけが、部屋を照らす。
向き合って座ったベッドの上で、僕はそっと明日可に触れる。
うつむいたまま、明日可はボタンに手をかけた。
スルリと落ちたパジャマが、明日可の肌を空気にさらさせる。
下着に手をかけた明日可を僕は一瞬止めるが、前を向いた明日可は、笑顔でゆっくり首を振った。
僕は手を離し、明日可はそっと全てをさらけ出す。
…明日可の全てが月光を浴び、僕はそれを記憶に焼き付けた。
涙が出そうだった。