終ワラナイモノ①
『何?いきなり…?』

拓海がいきなりそんな事を言ってきたから動揺しながら聞いてしまった。



「今日がいい機会じゃん。ペルセウス座の神話の話」



『あぁ、そっか。
あの時、あたし誕生日だったんだよね…

えっと、ペルセウス座は「やっぱ後でいいや」



と拓海に遮られた…。




拓海は一体何がしたいの?



「まぁ、お前の念願のケーキ食べられたことだし、そろそろ帰るか?」



あ、もう帰るんだ。


よくまぁコロコロ気が変わるもんだね。

って言いたかったけど
『別に念願じゃないし』
とだけ言ってレストランを後にした。


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